コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)/施工

新材料・新工法(材料)Ⅱ/施工Ⅰ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:45 第5会場 (9F CON1)

座長:竹田宣典(土木), 大久保孝昭(建築)

[1317] 中空微小球が圧送および締固め前後におけるコンクリートの空気量の変化に及ぼす影響

水野浩平1, 林大介1, 橋本学1, 五十嵐数馬2 (1.鹿島建設 2.デンカ)

キーワード:air void distribution, compaction, micro sphere, pumping, resistance of freezing and thawing, spacing factor, 中空微小球, 凍結融解抵抗性, 圧送, 気泡径分布, 気泡間隔係数, 締固め

アクリロニトリル系樹脂製の微細な中空球体である「中空微小球」を添加することで,コンクリートの凍結融解抵抗性は向上することが明らかにされている。本検討では,中空微小球が,場内運搬のうち圧送,打込みおよび締固め前後におけるコンクリートの空気量の変化に及ぼす影響を評価した。その結果,硬化後の気泡径分布より,圧送,打込みおよび締固め前後において,AE剤により連行された空気泡は0.15 mm以下の耐凍害性の確保に有効な空気量が減少した。一方,中空微小球を添加した場合は,直径0.075 mm付近の空気量に明瞭なピークが認められ,圧送,打込みおよび締固め前後において,0.15 mm以下の空気量が保持される結果が得られた。