コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » はり/柱はり接合部

はりⅠ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 12:00 第6会場 (9F CON2)

座長:佐々木亘(土木), 坂下雅信(建築)

[2029] 鉄筋コンクリート造ヒンジリロケーション梁の弾塑性解析モデルに関する考察

田邊直也1, 太田行孝1, 毎田悠承1, 和泉信之1 (1.千葉大学)

キーワード:elastic plastic spring model, fem analysis, FEM解析, fiber model, hinge relocation, reinforced concrete beam, ヒンジリロケーション, ファイバーモデル, 弾塑性バネモデル, 鉄筋コンクリート造梁

降伏ヒンジを梁端から離した位置に計画するRC造ヒンジリロケーション梁の弾塑性解析では,梁端耐力比に応じた適切な部材モデルの選択が重要である。本研究では,まず,ヒンジリロケーション梁の実験試験体を対象にFEM解析を実施し,FEM解析モデルの妥当性について検証した。次に,梁端耐力比をパラメータとしたFEM解析により,梁主筋の降伏領域について検討した。さらに,梁端補強部と一般部に弾塑性バネモデル,ファイバーモデルを用いた4タイプの線材モデルを構築し,梁端耐力比をパラメータとしたFEM解析結果と比較検討することにより,弾塑性解析モデルとしての適用性について考察した。