コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震壁

耐震壁Ⅰ

2018年7月4日(水) 10:00 〜 12:00 第6会場 (9F CON2)

座長:須田久美子(土木), 鈴木卓(建築)

[2051] 曲げ補強筋にあと施工アンカーを用いた耐力壁の性能確認実験

中村聡宏1, 向井智久1, 有木克良2, 日高悠樹3 (1.建築研究所 2.都市再生機構 3.東京理科大学)

キーワード:box-shaped wall structure, post-installed adhesive anchor, reinforced concrete, seismic performance, strengthening, 壁式構造, 接着系あと施工アンカー, 耐震性能, 補強, 鉄筋コンクリート

本研究では,既存の壁式構造住宅に対して新設開口を設けた場合の,開口周辺耐力壁の性能および補強方法を明らかにすることを目的として,曲げ補強筋として接着系あと施工アンカーを用いた耐力壁の構造実験を実施した。曲げ補強筋にあと施工アンカーを用いた場合で,十分な埋め込み長さを確保することで,曲げ補強筋を先付け鉄筋とした場合と同等の耐震性能を有することが確認された。また,曲げ補強部のあと施工アンカー量を増大させることで,剛性・耐力が向上することが確認された。