付着・定着・継手Ⅰ

[2090] 高密度メッシュモデルを用いた有限要素法による機械式鉄筋定着工法の検証解析

山本悠人¹, 畑明仁¹, 村田裕志¹, 杉山智昭¹ (1.大成建設)

キーワード：Bond, Internal crack, Mechanical Anchorage, Mesoscale Analysis, メゾスケール解析, 付着, 内部ひび割れ, 機械式定着鉄筋

異形鉄筋の幾何形状を節までモデル化した高密度メッシュを用いた有限要素解析により，機械式鉄筋定着工法の定着挙動の検討を行った。まずマッシブなコンクリートに埋め込まれた異形鉄筋の両引き／引抜き試験を対象とした解析では，島らによる既往の付着に関する提案式と良好に一致することを確認した後，小円形板を有する機械式定着工法の引抜き試験を対象とした解析を行った。機械式鉄筋鉄筋定着工法の解析では，定着板の有無と定着長の違いによる付着・定着挙動の違いを表現できる可能性を示した。