[2092] 乾燥収縮低減剤を添加し長期保存した再生骨材コンクリート梁部材の付着性状
キーワード:drying shrinkage reducing agent, field-exposure, lap splices, recycled fine aggregate, substitution rate, 再生細骨材, 乾燥収縮低減剤, 置換率, 重ね継手, 屋外暴露
本論文は,乾燥収縮低減剤を用いた再生骨材コンクリート梁部材の実験を行い,乾燥収縮が抑制できるかを究明した。屋内保存した梁部材は材齢5週時と材齢1年時に実験を行った。屋外暴露した梁部材は材齢5年時まで保存し,その後実験を行った。屋外暴露した梁部材は,屋内保存した梁部材とは異なり,微細な多くの乾燥収縮ひび割れが発生した。結果として,乾燥収縮低減剤を添加することにより乾燥収縮率の改善が認められた。しかし,乾燥収縮低減剤を用いることにより付着割裂強度は低下する傾向にあることが認められた。