コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/せん断・ねじり

付着・定着・継手Ⅱ/せん断・ねじりⅠ

2018年7月4日(水) 15:30 〜 17:30 第8会場 (9F EX4-A)

座長:下村匠(土木), 寺井雅和(建築)

[2094] HEM定着法によるCFRPより線マルチ配置テンドンの14.5年間の長期定着性能について

古瀬徳明1, 原田哲夫2, 榎本剛1, 牛島健一1 (1.東京製綱 2.長崎大学)

キーワード:anchorage, bond, carbon fiber reinforced plastic, CFRP, highly expansive material for anchorage, prestressed concrete, tendon, テンドン, プレストレストコンクリート, 付着, 定着, 定着用膨張材

CFRPより線などの連続繊維緊張材の定着法として,筆者らによって開発されたのが定着用膨張材(Highly Expansive Material:HEM)を用いるHEM定着法である。本研究では, HEM定着法によるCFRPより線のマルチ配置テンドンに関する静的引張試験および約14年半にわたる長期定着性能試験を実施した。
本論文では,まず約14年半の長期定着性能試験の実施前と後で静的引張試験を実施し,両者のHEM定着具内部の力の伝達挙動等,定着機構について比較検討を行った。
次に,約14年半にわたる緊張荷重の経時変化についての検証を行い,HEM定着法の長期安定性について言及した。