コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/せん断・ねじり

せん断・ねじりⅡ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第8会場 (9F EX4-A)

座長:斉藤成彦(土木), 田村隆弘(建築)

[2103] 非線形領域を考慮した偏心RC造骨組のねじれ応答評価手法の構築

河野圭一郎1, 田嶋和樹1, 長沼一洋1 (1.日本大学)

キーワード:Eccentricity, FE Analysis, FEM解析, Plasticization, RC Frame, RC造骨組, Restoring force charactaristics, 偏心, 塑性化, 復元力特性

本研究では,溝口らによるオンライン捩れ応答実験を対象とした三次元非線形FEM解析を通じて,部材の塑性化が骨組のねじれ性状に及ぼす影響を把握した。その結果,塑性域におけるねじれ応答の変化を評価するためには,偏心距離および弾力半径の変動を捉えることが重要だとわかった。また,非線形ねじれ応答を評価するためのアルゴリズムを提案し,それに用いる変位・耐力曲線の一般化を行った。評価結果はFEM解析結果と良好に対応し,本手法を用いることで非線形ねじれ応答を評価できることを確認した。