コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 付着・定着・継手/せん断・ねじり

せん断・ねじりⅡ

2018年7月5日(木) 09:30 〜 11:45 第8会場 (9F EX4-A)

座長:斉藤成彦(土木), 田村隆弘(建築)

[2106] せん断補強鉄筋を多量に配置した単純支持矩形RCはりのせん断破壊性状に関する実験的評価

中田裕喜1, 渡辺健1, 田所敏弥1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:reinforced concrete with simple support and rectangular section, shear capacity, shear compression failure, shear failure behavior, shear reinforcement, せん断圧縮破壊, せん断破壊性状, せん断耐力, せん断補強鉄筋, 単純支持矩形RCはり

せん断補強鉄筋比pwが0.84%および1.32%である単純支持矩形RCはりに対し,せん断耐力およびせん断破壊性状を実験により評価した。損傷状況や複数の計測結果から,載荷板近傍のコンクリートの圧縮破壊によりせん断力の最大値Vuexpに達することを確認した。また,pw=1.32%の供試体におけるVuexpは修正トラス理論に基づく計算値Vyよりも小さい値となることがわかった。そして,載荷板近傍のコンクリートの圧縮破壊を基準とした方法により,せん断耐力を予測できる可能性があること,pwが大きい場合,せん断力のピークはビーム機構のピークと概ね一致することがわかった。