[2111] Study on local destruction progress of concrete under compressive fatigue loading
Keywords:cyclic loading, damage, fatigue, localization, stiffness reduction, 剛性低下, 局所化, 損傷, 疲労, 繰返し載荷
本研究では,一定繰返し圧縮試験を実施し,巨視的な応答と局所的な応答の両面からコンクリートの疲労破壊の評価を試みた。その結果,疲労寿命はおおきくばらつき,供試体の破壊形態は主に3つに分けられることが確認された。またコンクリート供試体は上部側の変形が大きく,局所化が生じていることが確認された。局所位置では損傷の蓄積・進展が著しくなることが考えられ,局所位置と破壊形態には何らかの関係があると推定したが,本試験では明確な関係は見られなかった。しかし局所位置では終局時に急激なひずみの増加や,剛性の低下が確認され,破壊時に局所位置から破壊が生じている可能性が推察された。