[2118] Impact resistant behavior of muscle-free concrete rockfall protection retaining wall
Keywords:Effective resistance length, Impact loading test, Impact resistant behavior, rockfall protection retaining wall, 有効抵抗長, 耐衝撃挙動, 落石防護擁壁, 重錘衝突実験
本研究では,有効抵抗長を擁壁高の4倍とした場合の落石防護擁壁に対する重錘衝突実験を実施した。その結果,1)擁壁挙動は,ひび割れの影響が少ない場合には擁壁全体が剛体運動をするが,重錘衝突速度を漸増していくと衝突点を中心とした局部的な変形が生ずる,2)最大回転角および最大重錘衝撃力は,重錘衝突エネルギーの増加に対して増加する。最大回転角は等価エネルギーでは重錘質量が大きく影響する,3)落石対策便覧による可能吸収エネルギーを満足する落石衝突エネルギー(設計値)では,最大回転角は小さく,ひび割れも発生しなかった,等が明らかになった。