コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 疲労・衝撃/新材料・新工法(構造)

疲労・衝撃Ⅱ/新材料・新工法(構造)

2018年7月6日(金) 13:00 〜 15:15 第8会場 (9F EX4-A)

座長:大西弘志(土木), 楠浩一(建築)

[2123] モルタル調合による高流動グラウト材を用いたSIFCONの接触爆発に対する耐爆性能

森島慎太郎1, 山口信1, 張志成1, 兼安真司2 (1.熊本大学 2.日鉄住金高炉セメント)

キーワード:clad reinforcement, contact detonation, local damage, mechanical properties, mortar, prepacked concrete, SIFCON, SIFCON, モルタル, プレパックドコンクリート, 積層補強, 接触爆発, 局部破壊, 力学特性

スラリー充填繊維コンクリート(SIFCON)におけるマトリックスの収縮量低減および材料製造に伴う環境負荷低減を図るため,小粒径細骨材を対結合材質量比で40, 80%含有し,尚且つ単位セメント量の50%を高炉スラグ微粉末で置換した高流動グラウト材を試作し,これを適用したSIFCONの接触爆発に対する耐爆性能について検討した。その結果,同材料が既報のペースト調合SIFCONと同等の耐爆性能を有することが明らかとなった。更に,同材料を用いた効率的な耐爆性能向上技術の構築に資するため,同材料とプレパックドコンクリートとを用いたシームレスな積層型耐爆構造版を提案し,その良好な耐爆性能を明らかにした。