コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 耐震補強/耐震診断/地震被害

耐震補強Ⅱ/耐震診断/地震被害

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:15 第4会場 (9F EX3-B)

座長:原田哲夫(土木), 菅野秀人(建築)

[2176] 鋼棒ストッパーの埋込み長と桁座の配筋量がストッパーの破壊性状に与える影響

笠倉亮太1, 轟俊太朗1, 草野浩之1, 西恭彦2 (1.鉄道総合技術研究所 2.鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

キーワード:Amount of rebar, Buried length, Railway Viaduct, shear failure, Steel bar stopper, コンクリートのせん断破壊, 埋込み長, 配筋量, 鉄道橋梁, 鋼棒ストッパー

過去の地震により,鋼棒ストッパー埋込み部のコンクリートに損傷が生じた。本研究では,桁座に設置された鋼棒ストッパーを模擬し,鋼棒ストッパーの埋込み長を変数とした実大載荷試験を実施し,桁座の鋼棒ストッパー埋込み部のコンクリートの破壊性状を検討した。また,鋼棒ストッパーが設置される桁座の配筋量を変数としたFEM解析を実施し,桁座の配筋量が破壊性状に与える影響について検討した。その結果,埋込み部のコンクリートは,鋼棒ストッパーの降伏後にかぶり部分がはく落し,その後補強鉄筋の降伏を伴い耐力が増加することを確認した。また,桁座配筋が損傷および耐力に与える影響は小さいことを確認した。