コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造Ⅱ

2018年7月5日(木) 13:00 〜 15:45 第7会場 (9F EX4-C)

座長:上中宏二郎(土木), 松井智哉(建築)

[2196] 鉄道合成桁に用いる合成床版の軸方向剛性の寄与度に関する検討

谷口望1, 久保武明2, 藤原良憲3 (1.前橋工科大学 2.トーニチコンサルタント 3.鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

キーワード:Composite girder, Composite slab, FEM, Rigid contribution, design rationalization, 合成桁, 合成床版, FEM, 剛性寄与, 設計合理化

鉄道橋で合成床版が使用される際には,その橋軸方向の剛性断面に合成床版の底鋼板を考慮しないケースがある。これは鉄道設計標準・同解説において,鋼部材同士をボルトで連結する際には2列以上の高力ボルトが必要とされるためであり,合成桁の上フランジと床版底鋼板の連結に2列以上のボルトを配置することが困難な状況から生じている。しかし,この底鋼板の剛性寄与があることは容易に想像できることであるため,詳細な有限要素解析を実施することにより,この剛性寄与について検討を行った。本結果を用い,設計で使用する有効幅の検討や設計の合理化の可能性について検討を行った。