コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 短繊維補強コンクリート(構造)/連続繊維補強コンクリート(構造)

短繊維補強コンクリート(構造)/連続繊維補強コンクリート(構造)

2018年7月6日(金) 09:30 〜 11:45 第7会場 (9F EX4-C)

座長:濱田譲(土木), 大野定俊(建築)

[2198] 超高強度材料を用いたRC梁部材に対するPVA繊維の補強効果に関する一考察

野澤忠明1, 小林裕貴1, 崔準祜2, 大塚久哲3 (1.エスイー 2.九州大学 3.大塚社会基盤総合研究所)

キーワード:bending crack width, bending loading, PVA, ultimate strength, ultra high strength fiber reinforced concrete, yield strength, 曲げひび割れ幅, 曲げ載荷, 終局耐力, 超高強度繊維補強コンクリート, 降伏耐力

PVA繊維を用いた超高強度繊維補強コンクリート(PVA-UFC)と超高強度鉄筋を組み合わせたRC梁を製作し,曲げ載荷試験を実施した。繊維混入率を変化させた供試体の試験結果から,繊維の効果により降伏耐力が増加すること,最大ひび割れ幅が低減することを確認した。また,鉄筋の許容応力度を300N/mm2とすることで耐久性上問題の無いひび割れ幅に抑えられることを示した。さらに試験値との比較により,PVA-UFCを用いたRC梁の降伏耐力,および,終局抵抗モーメントを精度良く算出する方法について提案を行った。