コンクリート工学年次大会2018(神戸)

講演情報

第40回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 維持管理・ライフサイクル

維持管理・ライフサイクル

2018年7月6日(金) 09:30 〜 12:00 第6会場 (9F CON2)

座長:上東泰(土木), 向井智久(建築)

[2226] アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系防水層の劣化度の推定

豊田啓生1, 塚越雅幸1, 石川真志1, 上田隆雄1 (1.徳島大学)

キーワード:active thermography, non-destructive test, polymer cement, weathering degradation, アクティブサーモグラフィ, ポリマーセメント, 耐候劣化, 非破壊試験

ポリマーセメント系塗膜防水層が耐候劣化した場合を想定した促進劣化環境として,強い紫外線強度,または高温・高湿環境に材料を暴露し,表面の光沢度や力学的性質の変化を測定した。さらに,アクティブサーモグラフィ法を用いて劣化度の推定法について検討を行った。試験体はポリマーセメント比をパラメータに作製し,コンクリート表面に施工したものを用いた。養生後,ハロゲンランプにより試験体表面を20~40秒程度加熱,室温環境で冷却し,温度変化を赤外線カメラで観測した。耐候劣化した試験体におけるポリマー成分の分解による脆性化は,加熱時の温度上昇の低下割合と相関関係にあった。