[2228] Structural Reliability of Prestressed Concrete Bridge subject to Chloride Attack Considering Fracture Properties of PC Wires due to Delayed Fracture
Keywords:Chloride Attack, Delayed Fracture, PC Wires, PC鋼線, Prestressed Concrete Bridge, Structural Reliability, プレストレストコンクリート橋, 塩害, 安全性評価, 遅れ破壊
塩害劣化を受ける既設ポストテンション方式PCT桁道路橋を対象とし,PC構造物の塩害による構造物の性能の変化について,劣化評価に関わるパラメータの不確定性と,PC鋼線の遅れ破壊現象について脆性破壊をモデル化したモンテカルロシミュレーションにより構造安全性を信頼性指標βに基づいて評価した。その結果,PC鋼線の遅れ破壊現象を考慮すると信頼性指標βが大きく低下し,遅れ破壊評価モデルの重要性が指摘される。また,主ケーブルの補修効果を考慮した場合,信頼性指標βは大きく改善することがわかった。