[2231] データ駆動型アプローチによるコンクリート橋梁のひび割れ発生・進展の回帰モデルの構築および要因分析
キーワード:Concrete bridge, Crack, Data-driven approach, Machine learning, コンクリート橋梁, データ駆動, ひび割れ, 機械学習
コンクリート橋梁の維持管理では,定期点検により総合的に橋梁の損傷の程度を評価し,補修の要否を決定する。点検項目のうち,ひび割れは重要な指標の一つであって,実橋梁での進展挙動を網羅的に把握し,その発生や進展を予測することが求められている。本研究では,香川県内の264橋のコンクリート橋に対する既存の定期点検データを用いて,機械学習により主桁および床版のひび割れの進展挙動をデータ駆動によりモデル化し,進展挙動に及ぼす要因分析を行うものである。その結果,橋梁の構造形式によっては,水の存在がひび割れの進展に影響を及ぼすことが明らかとなった。