コンクリート工学年次大会2023(九州)

特別講演会のご案内

コンクリート工学におけるDX

日 時:7月6日(木) 15:50~17:20
会 場:福岡国際会議場3階 「メインホール」
講演者:石田 哲也氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
会 費:無料(事前参加登録)



【講演概要】
昨今、デジタル技術の進歩が凄まじい。コンクリート工学の世界においても、デジタル技術と組み合わせることで、様々な変革(DX:デジタルトランスフォーメーション)が起こることが予想される。講演では、初めにDXの概念を紹介したうえで、コンクリート構造物を対象としたデジタルツインによるハイサイクルシミュレーションの事例と、インフラメンテナンスにおいて期待されるDXについて論じる。さらに、施工におけるDXの事例として、台形CSGダム建設の最新技術や、セメント系材料を用いた3Dプリンティング技術の最前線を紹介する。
 
【略歴】1994年東京大学工学部土木工学科卒、1999年同大学大学院工学系研究科博士課程修了。その後、同大学にて助手、講師、准教授を務め、2013年より教授。2018年度に総長補佐、2020年度から工学系研究科長特別補佐、2023年より工学系研究科副研究科長(学術研究担当)、学術戦略室長および社会連携・産学協創推進室長を務める。研究の専門分野は、マルチスケール・マルチフィジックス解析システムの開発と実務展開、コンクリートのデジタルファブリケーションなど。これまでに、土木学会賞(論文賞、吉田賞論文部門、出版文化賞、技術開発賞)、日本コンクリート工学会論文賞・技術賞、fib Awards, IABSE Prizeなどを受賞。博士(工学)、山梨県出身。