コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/特殊コンクリート

混和材料2/特殊コンクリート

2023年7月7日(金) 10:00 〜 12:00 第2会場 (502)

座長:迫井裕樹 (土木),西祐宜 (建築)

[1016] 尿素等を混和材として用いたコンクリートの諸性状

三島拓也1, 橋本和己2, 川原隆3 (1.樫野石灰工業 2.松尾建材 3.三好コンクリートサービス)

キーワード:単位水量、吸熱反応、収縮ひずみ、質量減少率、表面張力、unit water amount、endothermic reaction、contraction strain、mass reduction rate、surface tension

尿素,硝安及び塩を混和材として用いたコンクリートの性状を基準とするコンクリートと比較することとした。混和材を溶解した溶液量を基準コンクリートの単位水量と等しくすると同程度のスランプが得られた。尿素及び硝安を混和材として用いたコンクリートの圧縮強度は,短期は基準コンクリートより低下したが長期強度は同程度を示した。尿素を用いると収縮ひずみは小さくなり,塩を用いると質量減少率は小さくなったが,収縮ひずみは大きくなった。尿素を溶解した水溶液の表面張力は小さくなり,塩を溶解した水溶液の表面張力は大きくなった。なお,硝安は練混ぜ時にアンモニアが発生した。