[1038] Drying shrinkage of hardened cement paste containing fly ash
Keywords:キャビテーション、Cavitation、フライアッシュ、セメント硬化体、乾燥収縮、ゲル空隙、C-S-H、fly ash、hardened cement paste、drying shrinkage
本研究ではフライアッシュを混和したセメント硬化体の乾燥収縮性状について検討するため,普通ポルトランドセメントまたはフライアッシュで20%置換したセメント硬化体において,80,60,40,11%RH環境で乾燥させたときの質量変化および長さ変化を測定した。質量変化-長さ変化関係から,フライアッシュを混和すると低湿度域で勾配が変化していることが確認され,フライアッシュを添加によって,からの水分逸散に対する収縮への寄与率が変化していると考えられる。これは,低湿度域でのみキャビテーションが生じており,ゲル空隙中に存在する水分の状態の違いよって生じた差異であると推察された。