[1045] Evaluation of permeation resistance of concrete by mass change
Keywords:物質透過抵抗性、質量変化、乾燥、吸湿、高炉セメントB種、表層透気試験、permeation resistance、mass change、drying、moisture absorption、blast furnace cement type B、air permeability test
コンクリートの物質透過抵抗性に関する各種の試験においては,コンクリートの含水状態を考慮する必要があり,供試体の含水状態を統一するために待機期間が生じることがある。このような待機期間に生じる質量変化を利用した物質透過抵抗性の簡易評価を試みた。1kg規模のコンクリート供試体を作製直後に40℃,15%RH環境下で29日間強制的に乾燥させた後,20℃,60%RH環境下で吸湿させた際の質量変化を比較した結果,強制乾燥後の吸湿量は,材齢約1.5年で取得した表層透気係数と相関が見られることがわかった。また,配合条件やセメント種の影響を考察し,吸湿に寄与する空隙の存在が示唆された。