コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 施工

施工1

2023年7月6日(木) 10:45 〜 12:30 第4会場 (411)

座長:南浩輔 (土木),神代泰道 (建築)

[1054] 場内運搬方法の違いがコンクリートの品質と耐凍害性に与える影響

髙木智子1, 松本修治1, 横田健一1, 阿部雅弘1 (1.鹿島建設)

キーワード:highrise pumping、air content、distribution of air void diameter、高所圧送、バケット、空気量、気泡径分布、スケーリング、concrete bucket、scaling

コンクリートの高所への場内運搬において,圧送行った場合と,バケットを用いた場合のコンクリートの品質変化を比較する目的で,施工中の斜張橋主塔を対象に運搬前後のスランプ,空気量,圧縮強度試験を実施した。また,品質変化が耐凍害性に与える影響として,気泡径分布とスケーリング量を測定した。その結果,コンクリートポンプにより圧送した場合,スランプが低下したことに加え,空気量は増加し圧縮強度が低下した。一方,バケットにより運搬した場合,品質変化は確認されなかった。スケーリング試験の結果,打込み方法によらず場内運搬後のコンクリートが良好な耐凍害性を有していることが確認された。