[1091] Evaluation of protected paste volumes associated with air voids simulated as point processes with inhibition distances
Keywords:気泡、点過程、ディリクレ分割、タイル、最近傍距離分布関数(G関数)、排他的距離、air voids、point processes、dirichlet tessellation、tile、nearest neighbor distance function (g function)、inhibition distance
コンクリート断面の気泡を点過程とみなして,気泡分布の最近傍距離分布関数(G関数)の短距離範囲の排他的距離を与える気泡配置シミュレーションを行い,G関数の95%信頼区間と実際の分布を比較した。さらに,各点の最近傍領域を表すようにディリクレ分割を行い,その領域を気泡が凍害から保護すべき領域(タイル)として,タイル面積の度数分布求めて,シミュレーションより得られた95%分位点のタイル面積の円相当半径を,従来の完全ランダム過程の場合と比較した。両者の値はおおよそ一致し,タイル面積では,排他的距離を考慮しないより単純な点過程シミュレーションにて,保護領域を評価できることが示された。