コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 化学的侵食/耐火性

化学的侵食/耐火性

2023年7月6日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (411)

座長:吉武勇 (土木),松田拓 (建築)

[1102] 温泉土壌環境下における高炉スラグ微粉末の置換率を変化させたコンクリートの耐酸性

立石大志1, 審良善和1, 山口明伸1, 平本真也2 (1.鹿児島大学 2.日鉄高炉セメント)

キーワード:高炉スラグ微粉末、硫酸劣化、硫酸塩劣化、化学的侵食、Blast furnace slag fine powder、Sulfuric acid deterioration、Sulfate deterioration、Chemical erosion

本研究では,高炉スラグ微粉末の置換率を変えた供試体を作製し,硫酸による酸影響を受ける温泉土壌環境下での暴露試験を実施し耐酸性について評価した。暴露後0.5年,1年および3年で供試体の調査を実施した結果,現時点では置換率による明確な差はなく,同程度の耐酸性を示した。また環境ごとに評価すると,土水中部において長期強度の維持やエトリンガイトの生成抑制など優れた耐酸性能を示した。