コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

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高強度コンクリート(材料)/マスコンクリート/舗装

2023年7月5日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (411)

座長:氏家勲 (土木),佐藤幸恵 (建築)

[1137] 空練りによるフロック形成が高強度コンクリートのスランプフローに与える影響

坂本恭裕1, 川崎佑磨2, 福山智子2, 金侖美2 (1.日工 2.立命館大学)

キーワード:High-Strength Concrete、Revolving-Double Paddle Mixer、Dry-Mixing、Flocculation、Cryo-SEM、Adsorption of Admixtures、高強度コンクリート、2軸強制練りミキサ、空練り、フロック形成、混和剤吸着

高強度コンクリートの施工の増加が見込まれており,製造技術も対応していく必要がある。高強度コンクリートの流動性は,同配合・同環境でも,練混ぜ条件によって大きく異なる場合がある。本研究では,2軸強制練りテストミキサによる高強度コンクリート配合の練混ぜにおいて,空練り(練混ぜ初期における細骨材とセメントの練混ぜ)による流動性変化に着目した。その結果,空練りによるスランプフロー値差を確認し,Cryo-SEM,混和剤吸着量の分析から,空練りを行うことでフロックが形成され,その後に吸着する混和剤の量やタイミングに変化を生じさせ,流動性に差異が生じると考察した。