コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 高流動コンクリート/プレキャストコンクリート(材料)

高流動コンクリート1/プレキャストコンクリート(材料)

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第4会場 (411)

座長:前原聡 (土木),小泉信一 (建築)

[1139] コンクリートの水分浸透速度に及ぼす養生条件の影響

石塚浩章1, 猪瀬亮2, 西祐宜2 (1.上田商会 2.フローリック)

キーワード:蒸気養生、プレキャストコンクリート、水分浸透速度係数.、耐久性、Steam curing、precast concrete、moisture permeation rate coefficient、durability

蒸気養生を行ったプレキャストコンクリート(W/C=35~53%)を対象とし,標準養生および封緘養生を行ったコンクリート(W/C=53%)との水分浸透速度係数の比較を行った。同水セメント比で比較すると,水分浸透速度係数は標準養生が最も小さい値を示し,蒸気養生の約半分となった。また.蒸気養生の水分浸透速度係数を標準養生および封緘養生と同等にするためには,水セメント比を10%程度小さくする必要があることが確認された。養生条件による水分浸透速度係数の変化を定量化し,水分浸透速度を考慮したプレキャストコンクリートの設計条件を見出した。