コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 再生コンクリート/リサイクル

再生コンクリート/リサイクル

2023年7月7日(金) 13:00 〜 15:00 第4会場 (411)

座長:小澤満津雄 (土木),北垣亮馬 (建築)

[1156] 戻りコンクリート由来の粒状化再生骨材の品質に関する全国共通試験結果

白岩誠史1, 小山明男2, 船尾孝好3, 土井雅裕4 (1.安藤・間 2.明治大学 3.大阪兵庫生コンクリート工業組合 4.生コン・残コンソリューション技術研究会)

キーワード:戻りコンクリート、粒状化再生骨材、粒状化材料、原コンクリート、置換率、SDGs、Returned concrete、Granulated recycled aggregate、Original concrete、Replacement rate、Admixtures for granulating fresh concrete

「粒状化再生骨材」は,残コンクリート・戻りコンクリートに高分子系または吸水材系の粒状化材料を投入して粒状化し,硬化させたコンクリート用骨材である。これらの粒状化再生骨材のJIS化を目指し,全国の生コンクリート工場42工場において,共通試験を実施した。その結果,原コンクリートおよび粒状化材料の種類によらず,材齢4日以上であれば品質が安定し,吸水率および微粒分量は再生骨材L相当の規格をほぼ満足することが確認できた。また,新骨材と置換して試験練りしたコンクリートは,置換率が粒状化再生細骨材30%まで,粒状再生粗骨材100%まで圧縮強度はほぼ低下しなかった。