[1188] The influence of precipitated calcium carbonate, derived from carbon dioxide as raw material, that affects to the dispersion performance of the chemical admixture and strength property of the mortar.
Keywords:軽質炭酸カルシウム、化学混和剤、高性能AE減水剤、高性能減水剤、流動性、圧縮強度、precipitated calcium carbonate、chemical admixture、air entraining and high water reducing admixture、high water reducing admixture、flowability、compressive strength
近年,大気に排出されるボイラー排ガス中のCO2と高アルカリ排水を原料とした軽質炭酸カルシウムをコンクリートの材料として使用し,CO2の削減及び固定化を図る研究が進んでいる。本研究は,水粉体容積比および軽質炭酸カルシウム置換率を変化させ,多量に混和した軽質炭酸カルシウムが化学混和剤の分散性能およびモルタルの強度性状に及ぼす影響について考察した。軽質炭酸カルシウム置換率の増大に伴い,同一流動性となる混和剤添加率は増加,強度は低下する傾向を示した。本実験により,化学混和剤で流動性の調整が可能な軽質炭酸カルシウムの混和量およびセメント組成物の強度性状に及ぼす影響が確認された。