[1200] Investigating the applicability of in-place formwork using carbonated concrete with precipitated calcium carbonate.
Keywords:sustainable concrete、環境配慮型コンクリート、軽質炭酸カルシウム、炭酸化、埋設型枠、ガラス繊維、precipitated calcium carbonate、carbonation、glass fiber
炭酸化養生によって強制的にCO2を吸収させた環境配慮型コンクリート(CO2吸収コンクリート)に,あらかじめCO2を固定させた軽質炭酸カルシウムを添加することで,製造過程におけるCO2固定量増大の可能性について検討した。また,ガラス繊維を補強材として用いた際の力学特性を評価し,埋設型枠に求められる性能を満足するかについて検討した。その結果,軽質炭酸カルシウムを10kg/m3程度まで添加したCO2吸収コンクリートは,良好な施工性を確保しつつ,CO2収支をマイナスにできることを確認した。また,ガラス繊維を用いたCO2吸収コンクリートが,埋設型枠として実際の現場に適用できることを確認した。