[2078] Flexural strengthening of beam-column joints using steel plate in reinforced concrete frame structures
Keywords:柱梁接合部、接合部曲げ降伏、履歴性状、接合部補強、柱梁曲げ強度比、beam-column joint、flexural yielding of joints、hysteresis property、strengthening of joints、column-to-beam moment capacity ratio
本研究では,柱梁接合部を鋼板と多量の帯筋で補強すると,接合部の力学性状を大きく改善できることを示している。試験体は,通常配筋の基準試験体,鋼板と多量の帯筋で補強した試験体,および多量の帯筋のみで補強した試験体の3体である。基準試験体では著しい接合部降伏破壊が発生した。鋼板と多量の帯筋で補強した試験体では,履歴性状が大きく改善され,さらに梁端部が曲げ破壊し接合部破壊を免れた。多量の帯筋のみで補強した試験体では,これらの中間的な性状を示したが,履歴性状はほとんど改善されず,最終破壊も接合部降伏破壊となった。