[1009] Characterization of CCU materials produced from granulated fly ash and their applicability as fine aggregate for concrete
Keywords:炭酸化、CO₂固定量、造粒、石炭灰、CCU材料、粒度分布、圧縮強度
石炭灰,高炉セメントおよび水を混合し,転動造粒法により製造した5mm以下の石炭灰造粒物について,CO₂を吸収・固定させた場合の諸物性の変化を評価し,造粒物のコンクリート用細骨材への適用性について検討した。その結果,石炭灰造粒物は炭酸化によりCO₂固定量が増加し,粒度分布が変化することがわかった。粒度調整後に表乾状態とした石炭灰造粒物を用いて,細骨材の一部を造粒物で置換したコンクリートを練り混ぜたところ,混和剤量の調整によって所要のフレッシュ性状が得られた。コンクリートの圧縮強度は砕砂に比べて低下するものの,コンクリート用細骨材として使用できることを確認した。