コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料1

2024年6月26日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (第3・4会議室)

座長:東洋輔(土木),鈴木澄江(建築)

[1012] バイオマス灰と石炭灰を用いたセメント硬化体に石膏が及ぼす影響

髙木亮一1, 久保田雅也2, 神村幸弥2, 斎藤豪2 (1.安藤・間 2.新潟大学)

キーワード:バイオマス灰、石炭灰原粉、石膏、アッシュクリート、圧縮強度、C-S-H

本研究では,バイオマス灰と石炭灰を大量かつ混合使用したセメント硬化体の諸物性について,石膏が圧縮強度に及ぼす影響に着目した検討を実施した。その結果,バイオマス灰を単独で使用,または石炭灰と混合した多くの水準では,石膏を使用しない方が石膏を使用した場合よりも圧縮強度は高く,石膏を使用しないことで製造管理上優位になると考えられた。更に,バイオマス灰を使用した方が石炭灰を使用するよりもC-S-Hがより多く生成された可能性が示唆された。また,特に石膏を使用しない場合においては,C-S-H生成量の増加が圧縮強度の増加に影響を及ぼしたものと考察した。