[1013] 活性化した下水汚泥焼却灰スラリードライ粉のコンクリートへの適用に関する一考察
キーワード:コンクリート、下水汚泥焼却灰、ボールミル混合、遠心成形
活性化した下水汚泥焼却灰のスラリーがコンクリートに適用可能であることはすでに明らかにしている。しかしスラリー故に含有する水が単位水量を制限するため,添加量は15%に留まった1)。そこで今回は105℃で乾燥させたスラリードライ粉を作製し,スラリーとの違い,添加量の上限さらにはコンクリートへの適用可能性を明らかにすることを目的とした。その結果,スラリードライ粉の混合によるフレッシュ性状への影響はほとんどなく,圧縮強度は添加量20%まで増加した。遠心成形でも通常通り成形でき圧縮強度もより増強した。よって活性化した下水汚泥焼却灰スラリードライ粉もコンクリートへ適用可能であると結論付けた。