コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料1

2024年6月26日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (第3・4会議室)

座長:東洋輔(土木),鈴木澄江(建築)

[1015] 暑中環境下における膨張コンクリートの膨張性状に関する一考察

黒岩笑海歌1, 本田和也1, 薗井孫文2, 榊󠄀原弘幸2 (1.住友大阪セメント 2.錢高組)

キーワード:膨張コンクリート、化学混和剤、凝結時間、膨張ひずみ、expansive concrete、chemical admixture、setting time

本研究では,夏期の打込みを想定した膨張コンクリートの膨張ひずみに及ぼす膨張材使用量,各種化学混和剤および骨材の影響に関する検討を行った。その結果,膨張材量が同一の場合30 ℃で練混ぜおよび打込みを行った方が20 ℃に比べ,膨張コンクリートの膨張ひずみは小さくなることが確認された。加えて,膨張コンクリートの膨張ひずみは凝結時間(始発)に依存し,AE減水剤または高性能AE減水剤に含まれる遅延成分,および凝結遅延剤により凝結時間(始発)が遅くなるほど膨張ひずみが小さくなることが示された。