コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料

混和材料3

2024年6月26日(水) 15:20 〜 17:20 第4会場 (第3・4会議室)

座長:小澤満津雄(土木),菅俣 匠(建築)

[1035] 石灰石焼成粘土セメントの水和反応解析および選択溶解法の検討

吉田亮佑1, 吉田夏樹1, 近藤早瑛2, 新大軌1 (1.島根大学 2.太平洋セメント)

キーワード:石灰石焼成粘土セメント、煆焼カオリン、石灰石微粉末、R³test、水和反応解析、選択溶解法

石灰石焼成粘土セメント(Limestone Calcined Clay Cement)の水和反応解析を行い,煆焼カオリンの反応率算出方法については,Durdzińskiらの提唱するマスバランス法と選択溶解法を比較して,選択溶解法の適応可能性を検討した。煆焼カオリン(MK)は高い活性を示し,初期材齢において高炉スラグ微粉末を超える圧縮強さを示した。反応率算出のため2つの選択溶解法を適用した結果,HCl-Na2CO3選択溶解法がマスバランス法により算出した反応率と精度よく一致する結果を示した。MK反応率の算出にはHCl-Na2CO3選択溶解法の適用が有効であると考えられた。