コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/物性一般

混和材料4/物性一般1

2024年6月27日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (第3・4会議室)

座長:渡邉悟士(土木),閑田徹志(建築)

[1039] 南九州産火山ガラス微粉末を用いたコンクリートの蒸気養生と標準養生の圧縮強度比較

袖山研一1, 友寄篤2, 野口貴文2, 佐々倉賢一3 (1.鹿児島県工業技術センター 2.東京大学 3.プリンシプル)

キーワード:火山ガラス:混和材:シリカフューム:ポゾラン反応:蒸気養生:標準養生

入戸火砕流堆積物の新城シラスから得た火山ガラス質を粉砕・分級して3種類の火山ガラス微粉末VGPを製造し,混和材に用いたコンクリートの蒸気養生と標準養生の強度比較を行った。W/B50%では比表面積8.4m2/gと4.1m2/gのVGPを用い,W/B24.4%では10.0m2/gのVGPとシリカフューム(以下SFと称す)を用いた。8.4m2/g のVGPはセメント置換率10%でセメントと同等以上,置換率20%では標準養生でセメントの96%の強度を発現した。10.0m2/gのVGPは,セメント置換率11%の標準養生でSFの98%の強度を発現した。これらのVGPとSFについて,標準養生28日基準における蒸気養生の強度発現率を明らかにした。