コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 強度・力学的性質

強度・力学的性質

2024年6月26日(水) 15:20 〜 17:20 第3会場 (第1・2会議室)

座長:國枝稔(土木),金志訓(建築)

[1046] コンクリートの打継目の付着強度に打継面の処理方法が与える影響

藤井隆史1, 安藤尚2, 山内勇3, 綾野克紀1 (1.岡山大学 2.アストン 3.山内工業)

キーワード:打継目、打継面処理、付着強度、目荒し、けい酸塩系表面含浸材

本研究は,コンクリートの打継目の付着強度に与える打継面処理の影響について,検討を行ったものである。脆弱部のない母材コンクリートに対して水平面に打ち継ぐ場合には,余分な水分が無い状態で打ち込むことで,付着力が大きくなる。鉛直面に打ち継ぐ場合,目荒しを行わない打継面では,高い位置ほど付着が弱くなる。目荒しを行うことで,上下の差が小さい打継目になる。けい酸塩系表面含浸材を打継面に用いる場合,打込みまでの適切な時期に塗布すれば,打継目の付着が大きくなるが,塗布から打継ぎまでに長い時間が経過すると,付着を阻害する恐れがある。