コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般

物性一般2

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第4会場 (第3・4会議室)

座長:小川由布子(土木),清原千鶴(建築)

[1060] 常温アスファルト合材を下地とした大形床タイル張りの耐衝撃性,耐静荷重性と放散物質の評価

伊藤洋介1, 山﨑健一2, 河辺伸二1, 林泉水1 (1.名古屋工業大学 2.テックタイリング)

キーワード:大形床タイル、常温アスファルト、下地、浮き、温水浸せき処理、VOC、三点比較式臭袋法

床タイルのひび割れを軽減するため,常温アスファルト合材(以下,常温ASとする)を下地とした大形床タイル張り工法の研究が行われている。そこでタイル寸法と温水浸せき処理が耐衝撃性・耐静荷重性に与える影響と,常温ASの放散物質量とにおいの評価を行った。本研究の結果,600mm角の供試体では300mm角の供試体と同等以上の耐衝撃性・耐静荷重性を持ち,温水浸せき処理をした常温AS下地と浮きを有するモルタル下地は,同程度の耐静荷重性を持つことを確認した。放散物質量の評価では,アルデヒド類の放散量が多く低減方法の検討が必要であると確認した。放散量の多いアルデヒド類を低減することでにおいの不快を緩和できる可能性がある。