コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 物性一般

物性一般2

2024年6月27日(木) 10:50 〜 12:15 第4会場 (第3・4会議室)

座長:小川由布子(土木),清原千鶴(建築)

[1064] 焼成した電気炉酸化スラグ粗骨材を用いたコンクリートの加熱時間が力学的特性に及ぼす影響

田中凜1, 伊藤洋介1, 坂口航平1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:コンクリート、電気炉酸化スラグ、圧縮強度、静弾性係数、高温加熱、焼成、X線回折

電気炉酸化スラグ粗骨材(以下,EFGとする)を用いたコンクリートは,EFGを予め1000℃で8時間焼成すると,供試体を500℃で24時間加熱した際のひび割れを抑制できる。供試体の加熱時間を24時間以下とした場合,必要となるEFGの焼成時間を短くすることが可能であり,焼成したEFGをより安価に製造できると考える。本研究では,焼成時間の異なるEFGを用いたコンクリートを異なる加熱時間で加熱し,圧縮強度と静弾性係数を測定した。未焼成のEFGを用いた供試体は加熱時間0時間まで,1000℃で1時間焼成したEFGを用いた供試体は加熱時間16時間まで,供試体の圧縮強度の低下は見られないと明らかにした。