ConstructionⅠ

[1070] Detailed grid map showing hot weather concreting period

Fumiya Takasugi¹, Tomoya Nishiwaki¹, Korekiyo Ito², Tomoyuki Koyama³ (1.東北大学 2.東海大学 3.九州大学)

Keywords:暑中コンクリート、暑中期間、平年値、気候特性、GIS、メッシュマップ

暑中環境で打ち込まれるコンクリートの品質は，打込み前後の管理状態に大きく影響を受ける。暑中コンクリート工事に関する指針類では，日平均気温の平年値［10年］から推計した暑中期間が例示されるが，実測値の得られる地点は限られるため，個別の建設位置での期間と一致しない場合がある。そこで，1 kmメッシュで推定された気象データおよび地理情報システムを活用してメッシュマップを作成し，暑中期間の可視化を試みたところ，実測値との整合性が確認され，メッシュマップの有用性を確認できた。この一方，近年散見される突発的な猛暑を踏まえた期間設定には改善の余地が残されていると考えられる。