[1083] Long-distance pumping of concrete in residential areas
Keywords:長距離圧送、加振変形試験、加圧ブリーディング、管内圧力、コンクリート輸送管の騒音
本工事は,住宅街に位置しているため,騒音等の観点から工事車両の入場制限があった。しかし,1日に大量のコンクリートの打込みを行う必要があったため,現場に近接する空き地から総延長300mを超える長距離圧送を行うこととした。長距離圧送では,コンクリートの閉塞や品質の変化,輸送管からの騒音など様々な問題が危惧されていた。本報告では,コンクリート配合選定時,加振変形試験や加圧ブリーディング試験により,材料分離抵抗性や圧送性を確認した。長距離圧送時には,圧送前後の空気量試験により,空気量が増大することを確認し,輸送管から発生する騒音には,輸送管を防音シートで覆う対策を行った。