コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 施工

施工3

2024年6月27日(木) 13:15 〜 15:00 第3会場 (第1・2会議室)

座長:笠倉亮太(土木),笠井浩(建築)

[1086] 長距離圧送を伴う別途添加型流動保持剤を用いた35℃を超える暑中コンクリートの配合検討および施工

森田浩史1, 高淵稔貴1, 大賀智史1, 氏家誠1 (1.東洋建設)

キーワード:35℃を超える暑中コンクリート、別途添加型流動保持剤、長距離圧送、許容打重ね時間間隔、hot weather concreting over 35 degree C、workability retaining admixture of the type to be added later、long-distance pumping

別途添加型流動保持剤を用いたコンクリートを使用し,暑中期に長距離圧送を伴うケーソン上部工の施工を実施した。施工に先立ち,36 ℃とした室内での試し練りおよび実機実験によるコンクリート配合の検討を行い,場外運搬の時間を考慮した90分間スランプを保持できること,圧縮強度に影響がないことを確認した。実施工において,コンクリートの打込み温度が24~36.5 ℃の範囲であれば,別途添加型流動保持剤がコンクリートの圧縮強度および施工性に及ぼす影響は小さいことを確認した。また,長距離圧送によるコンクリートのスランプの低下量は平均で5.0 cm,温度上昇は平均で2.8 ℃であることを確認した。