[1095] Effect of Relative Humidity and Water to Cement Ratio on Carbonation of Cement Paste
Keywords:二酸化炭素、炭酸化、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、C-S-H、相対湿度
温室効果ガスの濃度の上昇などによる地球温暖化が問題視されており,カーボンニュートラルを実現するための試みがセメント・コンクリート分野でも進められている。本研究では,炭酸化進行における含水状態の影響を把握することを目的とし,薄板状のセメントペーストを用いて,湿度4条件・水セメント比3条件の合計12ケースの炭酸化条件下で試験を行い,湿度・水セメント比の変化が炭酸化メカニズムへ及ぼす影響を評価した,その結果,水セメント比の違いによらず,炭酸化時の湿度条件によって水和物の炭酸化進行や生成される炭酸塩鉱物が影響されることが明らかとなった。