[1102] A study on the permeability of seawater and water into mortar
Keywords:海水、水分浸透、X線CR、画像相関法、1H-NMR Relaxometry、長さ変化測定
本研究では,精製水及び人工海水に一面浸漬したモルタル試験体の吸水過程を,質量測定,X線ラジオグラフィ(CR)画像,画像相関法によって観察した。また,精製水及び人工海水に浸漬したセメント硬化体の吸水挙動を,長さ変化測定と1H-NMR Relaxometryによって分析した。モルタルの浸漬試験では,精製水と比べて人工海水の浸透が遅く,セメント硬化体の浸漬試験では,吸水過程におけるInterhydrate内部の水分の減少が速いことが確認された。このことから,微細構造中のInterhydrateが吸水速度に支配的であることが示唆された。