[1118] コンクリート反応性試験におけるフライアッシュ置換率の影響
キーワード:アルカリシリカ反応、コンクリート反応性試験、フライアッシュ置換率、抑制効果
フライアッシュ置換率を変えたコンクリート反応性試験(JASS 5N T-603およびZKT-206)を実施し,アルカリシリカ反応に対するフライアッシュの抑制効果に関するデータを取得した。試験結果から,反応性が高い骨材を使用した場合でも,フライアッシュ置換により,コンクリートの膨張を抑制することができ,置換率が高いほど抑制効果も高いことがわかった。T-603の試験結果より,フライアッシュをセメント内割換算で約20%使用した場合,反応性が高い骨材が含まれるコンクリートの膨張量は,アルカリ添加量が3.0kg/m3までの範囲において,材齢2年までで0.1%以下に抑制されることが確認された。