[1122] Influence of release of restraint stress after ASR expansion on compressive behavior evaluated by 3D-rigid body spring model
Keywords:ASR、一軸拘束、ひび割れ、圧縮特性、メソスケール離散解析、3D-RBSM、骨材モデル
本研究では3次元剛体ばねモデルを用いて,拘束下でASR膨張したコンクリートを圧縮載荷する前に拘束圧の解放を再現することで,拘束圧解放の有無による圧縮特性への影響を評価した。ASR膨張後,拘束圧を解放すると,拘束方向の膨張量が急増し,拘束直交方向に微細なひび割れが発生した。しかし,拘束圧の解放による圧縮特性の大きな変化は確認されなかった。圧縮載荷中の断面内では,拘束圧解放により生じたひび割れは載荷初期に閉合し,応力が伝達されることを確認した。このことから,拘束圧解放により生じた微細なひび割れが断面内の応力伝達プロセスに大きく影響しないため圧縮特性の変化が小さいと考えられる。