[1138] 電磁誘導による鉄筋防食効果に及ぼすコイル角度の影響に関する研究
キーワード:RC構造物、鉄筋腐食、電気防食、電磁誘導、コイル角度
本研究は,電磁誘導の原理を利用して非接触・非破壊にてRC構造物内部の鉄筋に誘導電流を誘起し,鉄筋表面の健全部と腐食部における電位差の形成を抑制することによって鉄筋腐食を防止するものである。本論文では,まず三次元電磁誘導解析により防食電流密度の特性について基礎的検討を行なった。次に鉄筋一本を対象とし,塩水を用いた乾湿繰返し促進腐食実験を行い,本手法の防食効果および防食効果に及ぼすコイル角度の影響を検討した。