[1142] リング拘束加熱試験による耐熱性断面補修材の若材齢時における爆裂評価
キーワード:耐熱性断面補修材、若材齢、爆裂、Jute繊維、リング拘束供試体
本研究では,300℃まで適応可能な耐熱性断面補修材について,若材齢時の爆裂評価を行うために,材齢3, 8, 22, 42日におけるリング拘束加熱試験を実施した。併せて,爆裂抑制用Jute繊維を0.2vol%混入したケースでも同様の試験を実施した。その結果,繊維なしでは若材齢期で爆裂が生じた。一方,Jute繊維を混入することで爆裂を防止することができた。併せて拘束応力に起因する引張ひずみは材齢の経過に伴い増加する傾向を示した。Jute繊維を0.2vol%混入することで繊維の架橋効果によって引張ひずみが増加することがわかった。