[1143] ポストテンション方式PC部材の耐火性能評価
キーワード:火害、PC、シース、グラウト、耐荷性能、示差熱分析
本研究ではポストテンション方式のPC部材に着目し,シースおよびグラウトが火害を受けた場合の性状把握を目的として,グラウトの加熱試験および化学分析や,PC梁の加熱試験に加え,火害後のPC部材の耐荷性能評価を実施した。その結果,グラウトのTG-DTA分析によって受熱温度がCHおよびCaCO3の分解温度以上かの判定ができること,PEシースが融解すると膨張圧が発生する可能性があること,火害後のPC部材の耐力低下は超音波伝搬速度を用いたコンクリートの物性評価により凡そ推定できることがわかった。