コンクリート工学年次大会2024(松山)

講演情報

第46回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 骨材/耐火性

骨材/耐火性

2024年6月26日(水) 13:00 〜 15:00 第3会場 (第1・2会議室)

座長:佐川孝広(土木),小島正朗(建築)

[1144] CLTと鉄筋コンクリートで構成される壁の火災加熱時における耐火性能に関する実験的検討

森田武1, 上原大輔1, 奥山孝之1 (1.清水建設)

キーワード:鉄筋コンクリート、CLT、直交集成板、壁、火災、耐火性能、温度性状

本検討では,厚さ90mmのCLT(Cross Laminated Timber)を型枠兼仕上げ材として用い,2枚のCLTの間に厚さ120mmのコンクリートを充填した,CLTと鉄筋コンクリートで構成される壁を対象とした。当該壁は,壁の両面にCLTがあり,CLTと鉄筋コンクリートを一体化するために通しボルトが使われている。そこで,CLTや通しボルトが壁の耐火性能や温度性状に及ぼす影響を把握することを目的として加熱実験を実施した。実験条件は,壁の片側からの1時間加熱および2時間加熱とし,試験体数は各条件につき1体とした。実験の結果,当該壁は1時間および2時間の耐火性能を有することが確認された。